先日簿記3級のネット試験を受け、無事に一発合格することができました!
ペーパー方式の試験日まで待てなくて、ダメ元でネット試験を受験しましたが、実際受けてみて感じたのは…
ネット試験対策しててよかったー!!
ということでした。紙面で解く感覚とは全然別物です!
ですが、ネット試験は2020年12月に導入されてからまだ日も浅く、ネット検索しても体験談少なめですよね。
ネット試験のイメージ湧かなくて不安!
3,400円を無駄にしないためにも、たくさん情報収集しておきたい!
…という、私と同じ不安を抱えている方がいらっしゃると思うので、今回は「実際の試験の流れ」「当日の出題」「ネット試験対策ポイント」を詳しくお伝えできたらと思います♪

【簿記3級】ネット試験の流れ ※会場の様子も図解!
会場到着~試験開始まで
まずは受付カウンターへ。感染症対策のため、手指消毒と検温をし、OKだったら身分証を見せて本人確認と受験する試験種や級の確認を行います。

その後、「注意事項をお読みいただき、準備ができたらカウンターに声をかけてください。電卓以外の私物は持ちこめないので、ポケットに入っている携帯やティッシュ・ハンカチ等も含めロッカーにしまってください。」といった感じの案内をされます。
その時手渡されるものは…
- 注意事項とログインID・パスワード、部屋番号と座席の書かれた紙
- メモ用のA4用紙の入ったクリアファイル
- 荷物ロッカーのカギ
くらいだったと思います。そして指示通り電卓だけを上記の荷物に足して、カウンターに声を掛けました。
すると部屋の前に案内され、最後に「試験結果は印刷すること」「何かあったら呼び鈴を鳴らすこと」「試験会場に入ったら静かにすること」といった簡単な注意と座席の確認をしてから入室しました。
テーブル周りは下の図のような感じ。思ったよりはスペースあるなぁという感想でしたが、それは会場によって差があると思うので、狭いスぺースに慣れておくのが無難ですね!

試験中
指定された席に着席したら、初めに渡された紙の通りログインをします。
この時にキーボードのNumLock(テンキー入力が無効になる機能)がかかっていることに気づきました。試験始まってからだったらパニックになっていたかも…ぜひ試験前にご確認を!
心の準備ができたら、いざ「試験開始」!!
この際「試験開始」ボタンを押すまではカウントダウンされないので、ゆっくりペンが出るか確かめたり物の配置を整えたりすると良いと思いますよ♪
ちなみに試験画面はこんな感じ。(画像は問題集付属の模擬試験ですが、書式はほぼ同じでした)

※試験問題に関しては、次の章でお話します。
※ちなみに、ネット試験を繰り返し受けても同じ問題が出るわけではありません。同じ部屋で受けている人も全員違う問題が出るくらい、かなりたくさんの問題パターンが存在するようです。
試験終了後
制限時間が過ぎる、または「試験終了」ボタンを押すと、すぐに自動採点が始まり、結果画面が表示されます。
その画面を印刷し、テーブルの上を片付けてから退出しました。
印刷した結果はカウンターでぺらりと一枚手渡され、最後にロッカーに入れていた荷物を回収し、カギを返却して帰路へ…。
結果を渡される時も「おつかれさまでしたー(ぺらり)」って感じで、なんともあっけなかったですが(笑)、
心の中の合格の喜びはすごかったです!エレベーターの中ですぐおひげパパに報告しました♪
【簿記3級】当日の問題をざっくり紹介
第一問 45点/45点中
セオリー通り、基本の仕訳問題15問でした。
難易度は問題集より易しく感じました!中には「当座預金から普通預金に○○円預け入れた」というようなめちゃくちゃ簡単な問題もありました。
かかった時間も10分程度だったので、1問1分かからずに解けた計算になります。
第1問に関しては、メモ用紙に仕訳を書かず直接入力するのが時短テクですね!
見直しをしていたら、「手形借入金」と「支払手形」を間違えているところを発見!
見直しをしたおかげで満点が取れました♪
第二問 12点/20点中
- 取引がどの補助簿に記入されるか選択する問題
※「該当なし」を選ぶ問題があって、ドキドキしました笑 - 仕訳後、T字勘定(Tフォーム)の空欄を埋める問題
T字勘定って相手勘定を書くので、感覚的に借方貸方が左右逆になって混乱しちゃいませんか?
例にもれず、私も一番苦手な形だったので「出ちゃったかー」という感じでした…
第三問 32点/35点中
決算整理仕訳をして、精算表を完成させる問題でした。
仕訳自体は12問くらい?問題集より少なく感じました。
初めて一発ですべての貸借合計が一致したので、「満点もらったああ!」と思っていましたが、どこか1か所ミスがあったようです。
模擬試験と違って、結果を振り返れないのでモヤモヤしますね…!
全体 89点/100点中(解く順番がミソ!)
今回は第2問の②以外はサクサク解くことができました。
点数的にも第1問と第3問はほぼ満点を取れましたね。
所要時間はというと、全体を35分程度(第2問の②は煮詰まったので、潔く一度放置!笑)で解くことができ、じっくりと見直しと第2問の②との戦いに時間をかけることができました。
順番通り解いて第2問で止まったまま時間経過していたら、焦って第3問もできなくなっていたかもしれません。
ネット方式模擬試験でお世話になった「【簿記3独学級独学サイト】無料学習サイト Study Pro」のアドバイス通り、「第1問→第3問→第2問」と解いていったのが勝因ですね♪
【簿記3級】ネット試験の対策ポイント7つ
では、ネット試験に対してどんな対策をしたら良いのか?というのが、以下の7つです。
- 問題集付属のものや無料サイトのものを利用し、ネット方式の模擬試験を解く
- 紙の模擬試験を解く際も、問題用紙への書き込みをしない
- A4コピー用紙2枚のみを使用する
- パソコン前の狭いスペースでメモする
- 少し書きにくいボールペンを使う
- 少し騒音のある環境で解くor耳栓やヘッドホンをつけて解く
- おまけ:スペースキーで選択肢を開いたり、Tabキーで枠移動する操作を覚える
ちなみに私は、 「【簿記3独学級独学サイト】無料学習サイト Study Pro」 の模擬試験2回分と、 「みんなが欲しかった!簿記の問題集/滝澤ななみ著・TAC出版」に付属している模擬試験1回分をネット方式で解いてから受験しました。
特に、問題集付属のデータは操作の流れ、見た目、操作方法も全て本番と同じなのでオススメです!

まとめ ~ネット試験ならではの対策は必ずやっておこう~
ネット試験はペーパー方式とは全然別物だと感じる方も多いそうです。
普段からパソコンにあまり触れない方はなおさらかもしれませんね。でも…
不安だから、ネット試験はやめておこうかな…
と諦めずに挑戦していただきたいです!
ネット試験には「いつでも受けられる」「すぐ結果がわかる」というペーパー試験にないメリットがあります♪
それに、ペーパー方式との違いも、対策してしまえば怖くないですよ!
むしろ慣れてしまえば問題文と回答の視線の移動も少なく、ペーパー方式より解きやすいかもしれません!
私も初めは不安でしたが、対策していくことで本番ではいつも以上の結果を出すことができました!
ぜひこの記事を読んで、イメトレ&勉強に活かしていただけたらと思います♪
では、みなさんの簿記3級合格をお祈りしていますね!ご武運を!